2015年1月10日土曜日

北海道労働局管内の平成25 年における総送検件数は54 件


告訴告発によるものは,54件のうち8件。


労働基準法違反(最低賃金法違反を含む)は,54件のうち18件。


労働安全衛生法違反は,54件のうち36件で,送検件数の3分の2が労災関連となっています。


なお,北海道労働局における『平成25年度個別労働紛争解決制度施行状況』ですが,


平成25 年度の概要 ~
1 総合労働相談件数 36,792 件(前年度比 5.1%減)
2 個別労働紛争相談件数 7,018 件( 同 5.7%減)
3 助言・指導申出受付件数 246 件( 同 3.4%増)
4 あっせん申請受理件数 246 件( 同 26.2%増)


となっており,労働基準法違反を中心とするほぼすべての労働紛争が,労働基準監督署の送検対象とは無関係であることが分かります。




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北 海道労働局発表
平 成2 6 年1 月2 1 日


-労働基準法及び労働安全衛生法等違反で54 件を送検-


1 概況(別添表1)
平成25 年における総送検件数は54 件(対前年比-7件)となった。
内訳では、労働基準法違反に係る事件が7件(前年同数)、労働安全衛生法違反に係る事件
が36 件(対前年比-1件)、最低賃金法違反に係る事件が11 件(同-6件)である。

労働基準法違反に係る事件のうち件、最低賃金法違反に係る事件のうち件、労働安全衛
生法違反に係る事件のうち件は、告訴・告発によるものである。

2 業種別の送検状況(別添表2)
業種別では、建設業が前年より9件増の26 件となり、全体に占める割合は48.1%と最も多
かった。次いで商業が前年より3件増の6件(11.1%)となっている。なお、前年12 件であ
った製造業は10 件減の2 件となった。

3 違反内容(別添表3)
(1)労働安全衛生法違反について
墜落等による危険の防止に係る送検件数は、前年の10 件から8 件と減少した。また、建
設現場の元請など注文者の講ずるべき措置に係る送検件数は、前年と変わらず3件だった。
就業制限など資格に係る送検件数は前年と変わらず3件、いわゆる労災かくし(労働安全
衛法第100 条 報告等の義務違反)の送検件数は、前年の3件から5件と増加した。

(2)最低賃金法違反について
最低賃金の効力に係る送検件数は、前年の17 件から減少し、前々年と同じ11 件にとなっ
た。その全部が所定賃金(最低賃金額以上の賃金額)を支払わなかった事案である。


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