「社員の過労死の責任により,社長が刑務所に行きました。」とか,「損害賠償金の支払いで会社も社長も破産しました。」となるような方針を採用した方が,パワハラ対策の実効性があるでしょうね。
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「パワーハラスメント対策導入マニュアル」を初めて作成しました
平成27年5月15日
【照会先】
労働基準局 労働条件政策課賃金時間室
厚生労働省は、このたび、職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた取組を推進するため、企業の中でパワーハラスメント対策に取り組む際の参考になるよう、「パワーハラスメント対策導入マニュアル~予防から事後対応までサポートガイド~」※を初めて作成しました。また、7月から、今回のマニュアルを活用した「パワーハラスメント対策支援セミナー」を全国約70か所で無料開催します。
パワーハラスメントについては、80%以上の企業が「職場のパワハラ対策は経営上の重要な課題である」と考えていますが、予防・解決のための取組を行っている企業は全体の45.4%です。特に、従業員数100人未満の企業では18.2%に留まり、約20%の企業が「現在は行っていないが取組を検討中」と回答しています。(「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」平成24年度)
このため、パワーハラスメント対策に取り組みたいと考える企業が参考にできるよう、6か月で一通りのメニューが導入できるモデルプラン(下記1~7)の実施を20社の企業にご協力いただきました。そのフィードバックを参考に作成したのが今回のマニュアルです。なお、そのモデルプランのメニューごとにポイントを解説したのがマニュアルの主要部分となります。また、マニュアルには、従業員アンケート調査のひな形、研修用資料、パワハラ相談対応者が使える相談記録票など、参考資料も豊富に収録しています。
【モデルプランの内容】
1,企業トップからのメッセージの発信
2,ガイドラインや就業規則などの社内ルールの作成
3,従業員アンケートによるパワハラの実態把握
4,管理職研修・従業員研修の実施
5,会社の方針についての社内周知
6,相談窓口や対応責任者を決めるなどの相談・解決の場の設置
7,行為者に対する再発防止研修
厚生労働省HP
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